【管理栄養士監修】肉を食べると体臭が臭くなる?原因や体臭を消す方法をご紹介
肉ばっかり食べてると本当に体臭ってキツくなるの?と気になっていませんか?そんなお悩みを持つ方へ、原因と体臭を抑えるための食生活のコツをご紹介します。バランスの良い食事の取り方から、腸内環境を整える方法まで、肉を楽しみながら体臭を改善するポイントを解説。肉を中心にした食生活で気になる体臭の対策について、こちらで解決しましょう!
2024年02月28日更新
記事の目次
肉を食べすぎるとどうなる?肉と体臭の関係とは?
肉を食べすぎると体臭がきつくなる原因になります。
原因のひとつは、肉を食べることで、皮脂の分泌が過剰になり酸化すること。
もうひとつは、消化される際にニオイの元になるアンモニアや硫化水素、大腸がんの原因ともなる腐敗毒素が発生してしまうことです。
肉を食べすぎた時に体臭が気になるという方は、少しお肉の量を減らしても良いかもしれません。
体臭と食べ物の関係とは?
体臭は汗と皮脂が混ざり合って、肌の雑菌が増殖してしまうことによって発生していると言われています。そして、その体臭の強さは食べ物の種類や量に影響を受けます。
特定の食べ物を食べ過ぎたり極端に偏った食事になってしまったりすることで、汗や皮脂の分泌が過剰に分泌されてしまい、体臭を強めてしまうことがあります。
毎日の食事は栄養バランスを考えて食べている人が多いと思います。そのため、基本的には体臭のために特定の食べ物を制限しすぎたり偏った食事をする必要はなく、おすすめもできません。
しかし、今体臭でお悩みの場合には今の食生活が体臭の原因になっている場合があるかもしれません。そのような場合には一度自分自身の食生活を見直してみても良いかもしれません。
肉の食べすぎによる体臭が発生するメカニズムと原因
肉の食べ過ぎによる体臭の発生原因はいくつかあります。そこで、詳しくどのように体臭が発生するのかを説明していきます。
大量のエネルギー消費による汗の増加
人には汗を分泌する器官としてエクリン線とアポクリン線があります。エクリン線から分泌される汗はとても薄いので体臭の原因にはなりにくいと言われています。
一方で、アポクリン線はもともと動物がフェロモンを出していたという名残のためか脇の下や陰部、耳の中、肛門、乳輪に存在しています。
このアポクリン線から分泌される汗の成分はタンパク質や脂肪、糖質、アンモニア、ミネラルなどが含まれています。
そして、白っぽくてネバネバしている液体状であり、皮膚に生息している常在菌に分解されることで悪臭が発生します。
肉はタンパク質が豊富に含まれている食べ物になります。この肉は私たちの体の中で消化される際に大量のエネルギーが使用されてしまいます。
食事をすると、消化の時に消費するエネルギー量をDIT(食事誘導性熱代謝)の指数で表します。
これで見ると、糖質が約5%、脂質が約4%であるのに対し、タンパク質は約30%でおよそ6~7倍となります。
それだけ、肉に含まれるタンパク質は消化するのに大量のエネルギーが使用されて、体温が挙げられるので汗をかきやすくなり、その汗が悪臭の原因になってしまうのです。
肉の脂による皮脂の増加
肉には部位によっては脂が多いところが多いです。また、焼き肉や揚げ物などにして食べると油を多く摂取してしまう食事になります。
脂質は特にダイエット中の人や健康に気をつけている人には悪と思われがちで避けられやすいものですが、体にとっては必要な栄養成分になります。
しかし、脂肪分の多い食事は皮脂の分泌を促進します。皮脂の分泌は顔や背中、頭、わきの下などさまざまあり、それが原因で、ニキビや顔のテカりなども起きると言われています。
過剰に分泌された皮脂は酸素に触れることにより酸化されてしまいます。そして、その酸化により体臭が引き起こされてしまうのです。
腸内での腐敗物増加
便秘もまた体臭の原因の1つになります。私たちの腸の中では善玉菌と悪玉菌、日和見菌がバランスよく存在しています。
しかし、体臭の原因となる肉は悪玉菌のエサとなり、悪玉菌を増やす要因になってしまうのです。
悪玉菌が増えてしまうことで腸内環境が悪化してしまい、たくさんの腐敗物が作られてしまうのです。
そのため、肉は体臭の原因となる物質を作りだすだけでなく、腸内環境を悪化させることで便秘を引き起こして、体の中に老廃物や有害物が蓄積されてしまうので、体臭が悪化してしまう原因になるのです。
肝臓や腎臓への負荷
肉に豊富に含まれているタンパク質は分解される時にアミノ酸として私たちの体の中に吸収されます。
しかし、その時にアミノ酸の一部がアンモニアに変わってしまい、これが悪臭の原因になってしまうのです。
通常、体の中で発生したアンモニアは肝臓で尿素に変えられて、尿として排出されてしまうので体臭の原因になることはありません。
しかし、肝臓や腎臓に負荷がかかり弱っていたり、便秘やリーキーガットなどで腸内環境が悪化していたりすると、血液中にアンモニアや尿素が流れてしまい、呼吸や汗から分泌されてしまうことがあるのです。
これがアンモニア臭の強い体臭の原因にもなります。
消化不良による臭いの発生
肉に含まれているタンパク質や脂質は私たちの体の中に入って胃の中にとどまる時間が長いので、胃に負担がかかってしまい、消化不良を引き起こしてしまうことがあります。
タンパク質や脂質の消化は炭水化物と比較するとかかる時間が長いです。タンパク質の胃の滞留時間は約2時間長く、脂質は胃の蠕動運動が抑制されてしまうのでさらに長くなると言われています。
消化不良と聞くと、胃もたれや胸やけなどをイメージする人も多いかもしれません。
しかし、その時には、胃の中に長時間、食べ物がとどまってしまっているので、そこで発酵や腐敗が進んでしまい、強い悪臭を発生させてしまうのです。
その発生してしまった悪臭が血液に取り込まれて体全体に運ばれてしまうと汗や呼吸と一緒に排出されることで体臭や口臭の原因になってしまうのです。
肉による体臭を消すための対策
ここまでで肉によって体臭が発生してします原因やメカニズムは分かっていただけたのではないでしょうか?肉は決して食べない方がいいと言いうわけではありません。
どんな食材に関しても言えることですが、極端に偏りすぎることが原因になる場合も多いです。
では、肉を原因とする体臭を引き起こさないためにはどのようなことに気をつけてあげたら良いのかについて詳しく説明していきます。
バランスの良い食事
日本の昔ながらの食事のスタイルで「一汁三菜」があります。一汁三菜はご飯に汁物、主菜1品、副菜2品の日本人の理想的な食事スタイルと言われています。
これを基本に食事のメニューを考えると、バランスの良く栄養価も高い食事を取り入れやすいのでおすすめになります。基本的に一汁三菜とは下記のようになります。
- ご飯
- 汁物(最低、1日1回はおみそ汁が理想)
- 主菜(肉や魚、たまご、豆類などタンパク質を中心としたメイン)
- 副菜(野菜、海藻など)
このスタイルを「まごわやさしい」という食材を中心に取り入れてあげることで偏った栄養素の摂取を防ぐことができると言われています。
この昔ながらの日本型食生活は理想ですが、現在は昔と比べると女性も社会進出しており、男性は外、女性は家とは言えなくなってしまっています。
そのため、なかなか毎日の食事作りに時間をかけることができないという場合も多いと思います。
そのため、一汁三菜にあまり縛られることなく、一汁二菜や一汁一菜でも大丈夫であるので、「まごわやさしい」を意識していろいろな食材をバランスよく取り入れることを心がけていただきたいです。
◆「まごわやさしい」とは
食事のお話をする時に「まごわやさしい」というフレーズを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
「まごわやさしい」とは、毎日の食事に取り入れてもらいたい和の食材の頭文字を覚えやすく表したものになります。
この食材を今の食事の中で足りていないものがあれば1日1回はぜひ取り入れてみてください。
・ま:豆製品 大豆・小豆・黒豆・納豆・豆腐・味噌など
植物性タンパク質で別名「畑の肉」とも言われる大豆は良質なたんぱく質やミネラルが豊富に含まれています。
また、豆というのは発芽していないものでもあるので、食べ過ぎは体に負担がかかる場合もあるので発酵食品として食べる方がおすすめではあります。
・ご:ごま、種実類 ごま・栗・松の実・ぎんなん・ナッツ類
ごまはタンパク質、脂質、ミネラルが豊富に含まれています。ごま、種実類は抗酸化作用が強いものが多く、活性酸素を除去するのに役立つので老化防止にも役立ちます。
そして、そのままでは栄養が吸収しにくいというのも特徴であるので、細かく刻んだり切ったりすりつぶしたりして食べることをおすすめします。
・わ:わかめ 海藻類 わかめ・海苔・ひじき・昆布など
海藻類はカルシウムをはじめとするミネラルが豊富に含まれています。
海藻類は酢や油と一緒に摂り入れることで吸収力がアップするとも言われているので、酢や柑橘類の絞り汁、オリーブオイル、ごま油などと組み合わせて調理するのもおすすめです。
・や:野菜 葉野菜や根菜など
野菜の摂取量の目安としては1日350g(約120g緑黄色野菜、230g淡色野菜)とされています。
生で全てを食べようとすると量がとても多くなってしまい食べにくいので、加熱調理をしてかさを減らしてあげると食べやすくなりますよね。
・さ:魚 魚介類 青魚や切り身の魚・小魚や貝類などまるごと食べることができるもの
昔の人は良く食べていましたが最近では魚から肉食の率が多くなっている人の方が多いかもしれません。
毎日、食べないといけないわけではありませんが、豊富なたんぱく源にもなるので、週に2~3回は食事に取り入れることをおすすめします。
基本は丸ごと食べることができるサイズの魚がおすすめです。
・し:しいたけ きのこ類 しいたけ・えのき・しめじ・エリンギ・まいたけ・マッシュルームなど
きのこ類は食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。きのこは低カロリーでもあるのでダイエット中などにもたっぷりと食べることもできます。
・い:いも いも類 じゃがいも・さつまいも・里芋・かぼちゃ・山芋など
炭水化物や糖質、食物繊維、ビタミンなどが豊富に含まれているのが特徴になります。食物繊維が豊富に含まれているので腸内環境を整えてくれることも期待できます。
タンパク質はバランス良く取り入れる
タンパク質は分類すると大きく2つに分けることができます。1つは魚や肉などの動物性タンパク質で、もう1つは大豆製品などの植物性タンパク質になります。
いろいろある食事療法の中にはどちらか片方だけを摂り入れるこ
とを推奨しているものもあります。
しかし、基本的には両方ともをバランスよく取り入れることをおすすめします。
動物性タンパク質の比率が30%以下になってしまうと、アミノ酸のバランスが崩れてしまうということも言われているので、特定のものに偏ってしまうことはおすすめできません。
動物性と植物性タンパク質の理想的な摂取比率は「1:1」であると言われています。また、肉を食べることが多い方は脂身が多い部位ばかりではなく、牛肉や、豚肉のもも・ヒレ、鶏肉のささみ・ムネなど高たんぱく質低脂質のものも上手に取り入れていくことをおすすめします。
植物性タンパク質の豆類を食べる際も豆を浸水するところ調理する場合には、しっかりと浸水してから調理してあげることがとても大事になります。いろいろなたんぱく源をバランスよく取り入れることをちょっと心がけてみましょう。
豊富な食物繊維で腸内環境の改善
食物繊維には腸内に溜まってしまっている老廃物や有害物質、悪臭を放ってしまう原因物質などを便と一緒に体の外に排出してくれる働きがあります。
そのため、体内の悪臭や酸化された皮脂などが抑えられて体臭を予防・改善してくれることが期待できるのです。
そして、食物繊維には腸内の善玉菌を増やしてくれるので、腸内環境を整えてくれる働きがあります。
腸内の中に余計なものが蓄積されないということで体臭を抑えることが可能になるのです。
特に消化に負担がかかる肉類などを食べ過ぎてしまった場合などには、食物繊維が豊富なものを一緒に摂ってあげることがおすすめです。
食物繊維は大きくわけて2種類に分類できます。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、どちらか一方に偏るのではなく両者をバランスよく取り入れることが大切になります。
理想的なバランスは「水溶性:不溶性=1:2」と言われています。
<食物繊維が豊富に含まれる食材>
- 水溶性食物繊維:ごぼう、山芋、オクラ、なめこ、海藻類、納豆、アボカド、バナナ、干しイチジクなど
- 不溶性食物繊維:ごぼう、ブロッコリー、菜の花、さつまいも、えのき、干しきくらげ、たけのこ、大豆、しらたきなど
ビタミンB群を組み合わせて代謝アップ
代謝を助けるのに力を発揮してくれる栄養素にビタミンB群があります。そのため、特にお肉などの消化に負担がかかりやすいものを食べる時には、ビタミンB群と一緒に食べると消化吸収の手助けをしてくれます。
その中でも、ビタミンB2は三大栄養素である糖質やタンパク質、脂質の代謝を促進してくれたり、酵素と一緒に働くことで過酸化脂質の増加を抑えてくれたり、血液をサラサラにしてくれたりなどの効果を期待できる栄養素になります。
また、ビタミンB6は肉好きには欠かせない栄養素とも言われており、タンパク質をエネルギーにかえたり、筋肉や血液などを作る時の手助けをしてくれます。
そして、このビタミンB6はビタミンB2がいないと元気に働かないとも言われているので、ビタミンB2と一緒に摂り入れることでより効率的に効果を期待できます。
これだけに限らず、ビタミンB群は1種類だけでは効果を発揮しにくく、一緒に摂り入れることでお互いを助け合い効果を発揮するので、バランス良く取り入れることがおすすめになります。
<ビタミンB群が豊富に含まれている食材>
- ビタミンB2:ウズラの卵、たまご、納豆、牛ヒレステーキ、マガレイ、ウナギのかば焼き、豚レバー、たらこ、焼きのり、干ししいたけ、アーモンド、まいたけ、モロヘイヤなど
- ビタミンB6:ブロッコリー、にんにく、アボカド、サンマ、牛レバー、カツオ、クロマグロ赤身、イワシ、スモークサーモン、鶏ひき肉など
上手に香味野菜を取り入れる
お肉料理を食べる時には、にんにくなどの香味野菜を付け合わせとして用意することをおすすめします。
タンパク質分解酵素であるペプシンの分泌を促がして消化を助けてくれる成分にアリシンというものがあります。
この成分はにんにくや玉ねぎ、ニラ、らっきょう、長ネギ、あさつき、大根、わさびなどに含まれています。
そのため、アリシンが豊富に含まれている香味野菜を添えてあげて、一緒に食べることで、消化・吸収がサポートされるので、臭いの元が体の中に蓄積するのを抑えることが期待できるのです。
そして、このアリシンという成分には、腸の蠕動運動を活性化することで、整腸作用もあり便秘解消にも働くので、体臭予防にも期待が持てます。
ただし、香味野菜はそれ自体の香りが強い食材も多いので、次の日に臭いを残したくない場合には、食べる量は気をつけて取り入れてあげることをおすすめします。
アルコール摂取はほどほどに
特に、仕事終わりの夕食の時にはご飯と一緒にアルコールを摂取する人も多いかもしれません。
アルコールには血管を拡張させたり、体温を上げることで汗をかきやすくさせる働きがあるので体臭の原因になることがあります。
また、アルコールは体内で分解されると、アセトアルデヒドや酢酸という物質に変わりますが、これが体臭の原因になってしまいます。
そのため、お肉料理とアルコールと食べ過ぎ飲みすぎになってしまうので片方だけを摂り入れるよりも相乗効果で体臭がきつくなってしまう場合もあります。
それを防ぐためにも、お酒を全く飲まないというわけではなくほどほどに抑えてあげるというだけでも、体臭を抑えることができるので、飲みすぎには注意してください。
肉と体臭についてよくある質問
肉を食べた後に体臭が強くなったと感じた経験はありませんか?
実は、肉と体臭の間には密接な関係があります。
ここからは、肉が体臭に与える影響について詳しく解説します。
肉食は体臭を強くする?
肉を食べると体臭が強くなります。発生原因はいくつかあるので詳しく見ていきましょう。
- 大量のエネルギー消費による汗の増加
タンパク質の消費には大量のエネルギーが使用されます。
エネルギー消費により、体温が上がると汗をかきやすくなり、汗の増加が悪臭の原因に。
人の汗腺は「エクリン汗腺」「アポクリン汗腺」の2種類があります。
お肉を食べすぎた後の体臭で気をつけるべきはアポクリン汗腺です。
アポクリン汗腺から分泌される汗にはタンパク質や脂肪、糖質、アンモニア、ミネラルが含まれています。皮膚に生息している常在菌がこれらを分解する際に悪臭が発生する仕組みです。
- 肉の脂による皮脂の増加
脂肪分の多い食事は皮脂の分泌を促進します。
過剰に分泌された皮脂が酸素に触れ、酸化する際に出るガスも体臭の原因です。
- 腸内での腐敗物増加
肉を食べすぎると悪玉菌が増え、有害物質を作り、腸内環境を悪化させる一因に。
腸内の有害物質は腸壁から血液へ溶け出します。
有害物質が肝臓でうまく解毒されなかった場合、血流に乗って全身に流れ、汗として体外へ。
その際、有害物質の腐敗臭が体臭の原因になります。
- 肝臓や腎臓への負荷
肝臓や腎臓に負荷がかかって弱ったり、便秘や腸の粘膜に穴が空き、菌や老廃物が溢れ出すリーキーガットなどが起こると、腸内環境が悪化してしまいます。腸内環境が悪化すると血液中にアンモニアや尿素が流れだし、呼吸や汗から分泌されてしまうことがあるのです。これが体臭の原因にもなります。
- 消化不良による臭いの発生
タンパク質や脂質は私たちの体の中に入って胃の中にとどまる時間が長い成分です。食べすぎると胃に負担がかかってしまい、消化不良を引き起こしてしまう可能性があります。胃の中に長時間、食べ物がとどまってしまうと、そこで発酵や腐敗が進んでしまい、強い悪臭を発生させてしまうのです。
肉ばかり食べるとワキガになる?
肉ばかり食べると必ずしもワキガになるというわけではありません。
しかし、脂質や動物性タンパク質を含む肉を食べるとワキガや体臭を悪化させてしまう可能性はあります。
この原因は、脂質やタンパク質がニオイの元となるアポクリン汗腺の働きを促進させためです。
肉だけダイエットをすると体臭が臭くなるのはなぜ?
偏った食事のダイエットによって、腸内環境が悪化したり、ストレスにより臓器の働きが低下するため、体臭がきつくなってしまいます。
このほか「ケトン臭」にも注意が必要です。
肉ばかりを食べて糖質を取らない偏った食事制限ダイエットをすると、体内の糖質が足りず、かわりにケトン体が発生します。
ケトン体は普段食べ物から取る糖の代わりにエネルギー源として使われるのですが、使用されなかったケトン体は体内に蓄積され体臭の原因に。
ケトン体が発するニオイを「ケトン臭」と言い、甘酸っぱい独特なニオイが特徴です。
お肉も楽しみながら体臭とさようならしよう!
昔に比べると現代では肉を食べる機会が非常に増えました。肉を食べることが悪いというわけでは決してありません。
しかし、私たちの祖先の時代は雑穀や魚といったようないわゆる粗食を食べて暮らしていたので、どうしても肉を食べることは体の中で起こる消化に負担がかかってしまうことも多いです。
食べ過ぎてしまうと全てをしっかりと消化吸収、排泄することができずに体の中に蓄積されてしまって体臭として現れてしまうことがあります。
それを防ぐためにも食べる量に気をつけたり、一緒に食べる組み合わせにちょっと気をつけてあげることで予防・改善することもできるのでぜひ試してみてください。
そして、食べるお肉がどのようなものを食べていたり(牧草を食べて育てられたり)抗生薬やホルモン剤などを不使用で育てられたりなどに注目して選択するのも体臭を抑えるのに役に立ちますよ。
上手にお肉とも付き合っていき、体臭に悩まない体作りをしていきましょう。